マルぴょんござる!
マルぴょん それは日本古来より伝わる伝統の味…
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残った桜もこの雨が散らせてしまうに違いないでしょう。
ただ、地に落ちてしまった花びらをきれいに洗い流してくれるのならばそれも仕方ないのかもしれません。散ってしまった桜の花びらにはまだ美しく咲き誇っていた時の美しさが宿っているから、地に落ち埃にまみれてしまった姿を見るのは少々つらいものがあります。
それは年老いてしまった女性の中に、若かったころの美しさの幻影を見つけることにも似ている。
さて、冒頭で「生憎」といったのは、雨となると外に出るのがおっくうになるからです。服がぬれたり髪型が崩れてしまうのは誰しもが嫌だと思う事です。
しかし、不思議なことに一度雨に打たれてしまうとそんな気持ちも薄れてくる。
それどころか、滝のような雨にこの身の全てを打たれたい、という気持ちが生まれてくる。
「恵みの雨」という言葉がありますが、私は雨というものがこの言葉本来の意味だけでなく我々個人にとっても恵みであるような気がしてなりません。
肌に触れた雨滴はたちまち肌に浸透し、我々の体の奥深くにある荒廃した心を潤してくれているのかもしれないと思うのです。
みなさんこんにちは。ぼくマルぴょん。
さてさて、やっと更新する気になりました。
今回は人生初の第五回目の更新という事で特別版です。
特別編 マルぴょんの事件簿
※注意事項※
・この事件簿は大変過激なため心臓の弱い方はただちに見るのをやめてください。
・18歳以下の閲覧を堅く禁じません。
・見るときは部屋を明るくして離れて見てね!
・知らない人の車には乗らない。
・一人でいると不安になることが多い。
それはある日のことだった・・・。
私はビッグマウスのダンジョンでクソやかましいネズミ達相手に戯れていた。

ふとチャット欄のギルドチャットが点滅しているので見てみると、ギルメンMの旧友KがINしているらしい。
しかし耳うちをしても返事がなく、どうやら放置しているらしい、と残念がっていた。
Mはしばらくすると落ち、私は狩りに戻った。
ありふれた日常のワンシーン。
このとき、誰もがこの後起こる大事件を予感したであろうか。
もし大事件の想像が頭をよぎったとしても、その事件の非日常性が想像自体を否定してしまう事が多い。
しかし、どのような場合であっても大事件の発端はほんの些細な出来事から始まるものである。
しばらくして狩りを終えた私は古都へと飛んだ。
そこで奇妙なシーンを目撃したのである。

それは先ほどMが耳うちして返事がなかったはずのKであった。
MとKはいまでこそギルドは違うものの、私が今のギルドに来る前から付き合いがあり、そのMの耳うちを無視してまで心臓を叫び売りしているのはおかしかった。
そのとき私の脳裏に先日の事件が思い起こされた・・・。
それはギルド倉庫にたくさん入れておいたはずのGv用の物資が一夜にして消えてしまったのだ。
ギルドのメンバーは誰も心当たりがなく、誰がやったのだろうと皆が不安に思っていた。
しかしそれから数日後、犯人が明らかになる。
早朝、ギルメン♪が倉庫の前で放置していると、突然ここしばらくゲームにINしていなかったFが現れたのだ。Fは♪の挨拶を無視して倉庫の前まで走ってくるとしばらく立ちつくして消えていった。
倉庫の物資はギルドのサブマスター以上でないととりだせない設定に変えていたため事なきを得たが、どうやら物資がなくなった件はFが怪しいようである。
しかしここ一年近くゲームに顔を出さなくなった彼が今更どうして?
翌日、真相を確かめるべく♪は知人を通してF本人に連絡とった。
話しを聞いてみると、なんと接続していたのは本人ではなかったのだ。
そう、今問題になっているキーロガーによってパスワードを盗まれてしまっていたのだ!
Fは至急アカウントの凍結を申請。
私の所属するギルドは心臓を盗まれてしまったものの、他に被害はなく、またFの他のキャラが所属するギルドでも被害はなかったらしい。
・・・まさかKもまた、キーロガーにあってしまったのではないか。心臓を叫び売りしているところがまさにそうなのではないか。
私の灰色の脳細胞が直観的にそう思わせた!
私は一人、危険をかえりみず調査へと乗り出したのだった・・・。
私の体に流れる探偵の血が、事件を目の前にして熱くたぎってくるのを私は如実に感じていた。
TO BE CONTINUED
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